牛タンで人気のタン元は舌の付け根の部分

牛タンで人気のタン元は舌の付け根の部分

牛タンというと一カ所の部位のように感じますが、実は牛タンにはタン元と先、そして中の3種類があります。当然のごとく牛タンは牛一頭からとれるのは1本のみであり、牛によりますがおおよそ1kg程度しか取れず、大変希少な部位になります。長さは50cmと長いのですが、同じ部位でありながら先端部分と根もとでは味も硬さも見た目も全く異なっています。 牛タンの中で最も人気が高いのがタン元です。この部分は、最高級部位とも言われており、最も脂がのっている部分となります。あまり動かすことのない場所だけに脂肪がのっており、ジューシーで柔らかく、分厚く切って食べても難なく食べることができます。 この場所をおいしく焼肉にするには、表面にカリッと焼き色を付け、香ばしさを絶たせ、表面に肉汁がでたら返します。裏面も同じように焼き色が付いたら食べごろです。脂肪分が多いので塩やコショウ、レモンがあっており、さっぱりと食べることができます。

牛タンは、なぜレモン汁と長ネギであっさり食べるのか

牛タンは牛の舌の部分です。舌のほとんどは筋肉なので、脂肪もカロリーも少なくヘルシーです。味は繊細で淡泊なので濃い味付けだと牛タン本来の味が失われることから、あっさりした塩味やレモン汁が好まれるという説があります。もう1つは、独特の香りを消すためにレモン汁で食べるという発想が生まれたとする説です。 タン塩と相性が良いものには長ネギがあります。焼き肉屋のタン塩や牛タン用のタレには、必ずと言ってよいほど入っています。この組み合わせは、やはり牛タンの独特の風味や匂いが苦手な人のために考案されたと言われています。ネギには消臭効果があるからです。 ネギのもう1つの役割りは香り付けです。もともとネギは薬味として使われることが多く、独特の香りがあって焼くと香ばしくなります。タンそのものとも合いますが、塩とレモン汁の組み合わせとも合うためより食べやすくなります。焼き肉のタレでも美味しく食べられますが、クセが苦手な人にはおすすめの食べ方です。